『いつ頃から歯科医院に、定期健診やフッ素塗布に通えば良いですか?』
とよく質問されます。お母さんによっては『3歳になって』、『むし歯ができてから』、『泣かなくなってから』、と考えている方が多い様です。
小児歯科医の立場としては『歯が1本でも萌えたら見せて下さい』とお答えしています (当院へは歯が萌える前から来院して下さる方もいらっしゃいます) 。
というのも、
- 『お母さんが正常と思っている状態』と『専門家が正常と思っている状態』にギャップがあることがある。
- 子どもの場合、何かしらの異常を認めても、ちょっとした指導をすることで、正常な発育軌道に乗り、異常が改善される場合がある。
- 公共の検診(1歳6ヵ月検診や学校歯科検診など)では、むし歯などの問題が見逃されることが多い。
- むし歯などの歯科疾患は悪くなれば治療をするしかないが、悪くなる前に予防をすることができる。そして1番の予防方法は、定期的に歯科医院でお口のクリーニングをしておくことである。
- 外傷(ケガ)などの緊急を要する時のための『かかりつけ』を持っておいて欲しい。
という理由からです。
お子さまを歯科医院につれていくにあたり、不安や心配があるとは思います。しかしお子さまの生涯の健康を考えて、勇気を振り絞って受診してみてはいかがでしょうか?そして、お口の健康づくりのために歯科医院を利用しましょう!